結婚指輪をゴールドにすればよかった、と購入後に後悔しない指輪の選び方5選

結婚指輪はプラチナが主流ですが、近年、ゴールドの結婚指輪を選ぶ方も増えてきました。

実際に弊店Nonaka Jewelryでも、

「ゴールドの選択肢はなかったけど、試着してピンクゴールドの良さに気づいた」

メンテナンスの際に「ゴールドにしてよかった」

等のお声を頂いております。

ゴールドの結婚指輪は、華やかな印象でファッションのアクセントにもなりますが、多数派のプラチナと比べて、どちらがいいか迷う方も多いのではないでしょうか。

そこで、本記事では30年以上ゴールドの指輪を取り扱ってきたNonaka Jewelry店主が、ゴールドの結婚指輪の魅力や特徴、素材を選ぶ上で押さえたいポイント、おすすめのデザインなどを解説します。

安心して結婚指輪選びを進めるため、購入後に後悔しないためにも、ぜひ参考にしてみてください。

目次

ゴールドの結婚指輪が選ばれる理由

結婚指輪にゴールドを選ぶ方が多い理由には、次のような背景があります。

ゴールドの持つ美しさや温かみ

ゴールドは昔から愛されてきた貴金属で、美しい輝きが魅力です。

変色しにくく、時間が経ってもその輝きを保ち続けます。

また、ゴールド特有の温かみは、結婚指輪として永遠の愛を象徴するのにぴったりな色合いです。

特にK18ゴールドは純金と他の金属を混ぜ合わせた合金で、輝きを保ちながらも優れた耐久性を持ち合わせています。

ゴールドはカラーやデザインを柔軟に選べるから

ゴールドはその配合や加工によって異なる色味と特徴を持ち、主に以下の3種類に分類されます。

ピンクゴールド(PG)

純金に銅を多く加えたもので、淡いピンク色をしており、女性らしさや柔らかい雰囲気を演出します。

特に日本人の肌色に非常に馴染みやすく、手元を明るく美しく見せてくれます。

可愛らしさとエレガントさを兼ね備えたデザインにぴったりです。

イエローゴールド(YG)

純金に銀と銅を加えたもので、温かみのある黄金色をしており、華やかな印象を与えます。

温かみがあり、日本人の肌にも馴染みやすいです。

クラシックなデザインが好きな方や、豪華な印象を求める方に最適です。

ホワイトゴールド(WG)

純金にパラジウムやニッケルを加えたもので、白く輝く色合いをしており、プラチナに似た洗練された印象を与えます。

モダンでクールな雰囲気があり、男性にも人気の素材です。

カジュアルにもフォーマルにも使えるため、幅広いシーンに対応します。

このようにゴールドは、混ぜる金属の種類や割合によって色味が異なります。

そのため、購入前に色味や特徴を確認し、自分の好みに合った素材を選ぶことが大切です。

ゴールドは日本人の肌色に似合うから

日本人の黄みがかった肌色には、ピンクゴールドやイエローゴールドが特に馴染みます。

ピンクゴールドは肌を明るく見せるため優しい印象になり、イエローゴールドは健康的で明るい雰囲気を演出します。

一方、ホワイトゴールドはクールで洗練された印象を与え、スタイリッシュな雰囲気を求める方に適しています。

プラチナとゴールドの違いと選ぶためのポイント

結婚指輪の素材として人気のあるプラチナとゴールド。

それぞれに独自の特徴があり、どちらを選ぶべきか迷う方も多いでしょう。

ここでは、耐久性価格帯とコストパフォーマンス、そして金属アレルギー等それぞれの特徴に分けて、違いを詳しく解説します。

ゴールドとプラチナ 結婚指輪としての耐久性を比較

純金(K24)と純プラチナ(Pt.999)はどちらも柔らかく、結婚指輪には向いていませんが、他の金属を加えることで強度が高くなります。

プラチナは変色や変質も起こりにくく、結婚指輪の代表的な素材です。

長期間美しい状態を保つことができるので、高級感と耐久性を重視する方に適しています。

強度と結婚指輪としての美しさを両立するためには、Pt.900〜Pt.950あたりがおすすめですが、特殊な鍛造製法やスーパーハードプラチナの場合だとPt.999でも十分な強度が保てます。

一方、ゴールドはプラチナよりも柔らかい素材ですが、K18やK14の合金にすることで耐久性を持たせることができます。

また、K18やK14は配合する他の金属により、ピンクゴールドやホワイトゴールド等色味の選択も可能です。

ゴールドとプラチナ 価格帯の比較

金属としての希少性はプラチナの方が高く、2011年の後半まではゴールドよりプラチナの方が高かったのですが、それ以降はゴールドの価格がプラチナを上回っています。

また、ゴールドの価値は今でも上がり続けているため、今後もK18やK14の結婚指輪の価格は上がっていくでしょう。

2011年の平均価格が1グラムあたり4,060円だったのに対し2023年の平均価格は8,834円/gと2倍以上の値上がりをしています。(田中貴金属 金価格推移

「ゴールドの結婚指輪は手が届かない」となる前に、検討されることがオススメです。

プラチナとゴールド 金属アレルギーへの影響

プラチナは、金属アレルギーが出にくい素材として知られています。

しかし、稀にPt.900やPt.850に含まれるパラジウムにアレルギー反応が出る方もいるので注意が必要です。

Pt.950、鍛造やスーパーハードプラチナのPt.999を選べば、アレルギーのリスクを大幅に減らし、耐久性と美しさを得られます

ゴールドもK18等の純度が高いものはアレルギーのリスクが低くなりますが、合金に混ぜられる金属(ニッケルやパラジウムなど)によってアレルギー反応が起こる場合があります。

K10やK18KGP(金ではなくメッキ)程度の純度が低い金属だとアレルギーを起こしやすいので、注意しましょう。

購入前に金属の成分を確認し、自分の肌に合うかどうかを確かめることが重要です。

結婚指輪選びの際には、上記の耐久性、価格、アレルギー、そしてデザイン性などを総合的に見て、おふたりに合う素材を選びましょう。

長く愛用する結婚指輪だからこそ、これらをしっかりと押さえておくことが後悔しない指輪選びのポイントになります。

ゴールドの結婚指輪選びで、後悔する前に押さえておきたい5つのポイント

ここからは、大事な結婚指輪を左右するリングの素材を選ぶ際に、是非行っていただきたいことを3つご紹介します。

自分の肌色に合うか客観的に見てもらう

肌のトーンによって、似合う色が異なり、購入後に長く満足度を保つためには肌の色に合った指輪を選ぶことが大切です。

イエベの方だと、ピンクゴールドやイエローゴールドが似合い、ブルベの方だと、ホワイトゴールドやプラチナが似合います。

また、Nonaka Jewelryでは、肌と指輪の相性診断も行っております。

ご来店もしくは公式LINEでもご相談頂き、自分に合った結婚指輪を見つけてみませんか?

結婚指輪と婚約指輪の相性を考慮する

婚約指輪 結婚指輪 重ねづけ

同系色の色味で合わせると統一感が出るため、重ねづけをした際におしゃれさが際立ちます。

例えば、婚約指輪がプラチナの場合は、プラチナやホワイトゴールドを選ぶことでスマートで洗練された印象になります。

また、ストレートタイプの婚約指輪は比較的にどのような結婚指輪と合わせやすいです。

プラチナ×ピンクゴールドの組み合わせも上品さと暖かさの両面を表現できます。

ゴールド プラチナ 婚約指輪 結婚指輪
ピンクゴールド 結婚指輪 婚約指輪

普段のファッションに合うデザインを選ぶ

結婚指輪は常に身につけるものなので、普段の服装との相性も大事になります。

指輪を日常に溶け込ませたい場合は、普段の服装と似たようなトーンを選ぶのがおすすめです。

アクセントとして使う場合はより明るめなトーンの指輪を選ぶと良いでしょう。

購入する店舗が信頼できるか調べておく

購入する店舗を決める前に候補をいくつか挙げておくことをおすすめします。

その際に値段だけでなく、結婚指輪で使っているゴールドがどれくらいの品質なのかは必ず確認しましょう。

安いという理由で購入して、純度の低いK10ゴールドを選び、金属アレルギーが発症した、なんてことにもなりかねません。

また購入前に、素材の純度やデザインだけでなく、アフターサービスや保証内容も確認しましょう。

メンテナンスやサイズ直し等長く使うためのアフターサービスは結婚指輪には必須です。

コスパを重視して結婚指輪を選ぶ時のポイントは以下の記事で解説しておりますので、是非参考にしてみてください。

ふたりで話し合い、お互いの意見を尊重する

購入する指輪を検討した後は、話し合った上でお互いの意見を尊重することが大切です。

「ゴールドにすればよかった」「プラチナにすればよかった」と後悔が残ってしまうと数年後に買い直す必要が出てくることも。

お互いの好みが違っても、男性はシンプルなプラチナで、女性は上品なピンクゴールドを選んだりも可能です。

その際は、お店のスタッフにお互いの希望を伝えるとより満足度の高い選択肢を提案してもらえます。

ゴールド結婚指輪の日常的な手入れ方法と注意点

ゴールドの結婚指輪を美しく保つためには、定期的なケアとちょっとした注意が必要です。

以下のポイントを押さえておくことで、指輪の輝きを長く楽しむことができます。

自宅でできるお手入れ方法

自宅で簡単に行えるクリーニング方法を詳しく解説します。

数ヶ月に一回でいいので、手順に沿って行うことで指輪を美しく保てるので、是非試して見てください

柔らかい布で拭く

一番簡単な方法としては、柔らかい布で汗や皮脂を拭き取ることです。

生活で少し汚れたり、くすんだりした場合は拭くだけでだいぶ綺麗になります。

メガネ拭きやマイクロファイバーの布を使用すると、指輪の表面を傷つける心配がありません。

それでも取れない汚れがある場合は以下の方法を試してみましょう。

中性洗剤を使う方法

1.ぬるま湯と中性洗剤を用意
ボウルにぬるま湯を入れ、中性洗剤を数滴加えます。強い洗剤は指輪を傷める可能性があるため、必ず中性洗剤を使用してください。

2.指輪を浸す
約15分間、指輪を溶液に浸します。この間に、汗や汚れが浮き上がってきます。

3.柔らかいブラシで磨く
歯ブラシのような柔らかいブラシを使用し、優しく汚れを取り除きます。力を入れすぎないよう注意しましょう。

4.流水で洗い流す
洗剤をしっかり洗い流します。この際、排水口に指輪を落とさないよう気をつけてください。

5.乾燥させる
柔らかい布で水分を拭き取った後自然乾燥させます。

だいたいの汚れは上記のやり方で落ちますが、どうしても落ちない場合は購入した店舗でクリーニングしてもらいましょう。

良質なゴールドの指輪を扱っている店舗であれば、ほとんどの場合無料でクリーニングしてもらえます。

着用時に気をつけたいポイント

化学薬品を避ける

香水やヘアスプレーなどの化学薬品が付着すると、ゴールド表面にダメージを与える可能性があるので、使用する前に指輪を外しておくのがベストです。

保管方法に注意する

指輪を使用しないときは、専用のジュエリーボックスに保管しましょう。他のアクセサリーと接触すると擦れや傷がつくことがあるため、個別に保管することをおすすめします。

研磨剤の使用を避ける

ゴールド表面を傷つける可能性があるため、研磨剤入りのクリーナーは使用しないでください。

高温や直射日光を避ける

高温の環境や直射日光は、指輪の変色や劣化の原因となることがあります。

強い衝撃に注意する

結婚指輪で使われることが多いK18ゴールドは、硬度が高いものの強い衝撃で変形することがあります。激しい運動時には指輪を外すことをおすすめします。

こうしたケアと少しの注意で、ゴールドの結婚指輪の輝きをいつまでも保つことができます。

結婚指輪をゴールドにすればよかったと後悔する前に知っておきたいことまとめ

本記事では、これから結婚指輪を購入する方に向けて、ゴールドやプラチナの指輪の選び方や購入後の扱い方までを解説してきました。

一生に一度のお買い物となる結婚指輪が、後悔の残るものにしてほしくないので、この記事を参考にして頂けますと幸いです。

また、本記事を執筆したNonaka Jewelryでは、セミオーダーメイドの結婚指輪を取り扱っており、

プラチナの指輪のデザインが気に入ったけど、素材をゴールドに変えたい等のご要望にも柔軟に対応させて頂きます

自分のぴったりな結婚指輪を見つけてみませんか?

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

上部へスクロール
LINEで相談する